還暦のお祝いをしてもらったら、お返しをするという方が多くいらっしゃいます。
本来、還暦祝いのお返しは不要とされていますが、感謝の気持ちからお返しをされる方が多いようです。
本記事では還暦祝いのお返し、内祝いの相場やマナーについて紹介したいと思います。
内祝いとは
内祝いとはお祝いのプレゼントなどのお返しという意味でよく用いられますが、本来的には「自分の家のお祝いごとの記念として親しい人など周囲に配るお祝いの品」という意味があります。
とはいえ、現代ではお祝いを頂いた時のお返しという意味合いが強くなっています。
そのため本来的な意味と現代的な意味で、お返しとお祝い事の記念に配る品という2つの意味を持つ言葉になっています。
還暦祝いで周囲に記念品を配るという方は少ないので、還暦祝いにおける内祝いとはお祝いの品へのお返しという意味で使われるのが一般的です。
内祝いの相場
- お返しの基本は半返し
内祝いの相場は頂いた額の半返しが基本になります。
頂いたものの金額が1万円程度であれば5,000円、2万円程度であれば1万円といった具合ですね。
親戚や知人など様々な方からお祝いをもらっている場合はそれぞれの半額を返すのではなく一律にお返しをするのが一般的です。この場合、全体として半返しとなるくらいの金額のものを内祝いとしてお贈りします。
内祝いのマナー
内祝いでお贈りするものは紅白まんじゅうや赤飯、菓子折りなどの食品や食器、小物などを記念品としてお送りするのが一般的です。
のし紙の表書きは「内祝い」や「寿」が一般的に用いられます。
還暦の贈り物と同様に、NGとされる贈り物については贈らないように気をつけましょう。
マナー違反となる贈り物については別の記事で紹介しています。
還暦のお祝いは家族内で行うことが多いので、お返しをするという感覚が薄い方もいると思います。マナー的にも還暦祝いのお祝いへのお返しは不要とされています。
それでも感謝の気持ちからお返しをしたいという方はお返しを贈ることで周りに気を使わせることのないように、感謝の気持ちを伝えましょう。
お礼の電話やお礼状で感謝を伝える方も多いようですので、自分にあった形で感謝の気持ちを伝えられると良いですね。