還暦のプレゼントの多くは目上の方へのプレゼントになりますので、注意が必要な点があります。
還暦のお祝いに限らず、目上の方へのプレゼントの際に注意したい点を本記事で紹介したいと思います。
目上の方への贈り物の注意点
■目上の方のプレゼントで贈ってはいけないもの
- 現金(ギフト券)
- 履物
- 時計、かばん
- 老眼鏡、補聴器
- お茶
- 4(死)や9(苦)を連想させるもの
まず現金は、結婚祝いや香典など以外の普通のお祝いでは贈ることはありません。
仲人のお礼など一部現金を贈るときもありますが、そのようなときも菓子折りを一緒に贈り、現金は菓子折りの添え物として贈るのが一般的です。
ギフト券も意見が分かれるところですが、金額がわかったりすることから避けるのが無難です。
靴下や靴などの履物にも「足で踏みつける」ものということで、目上の方へのプレゼントとしては不適切であると言われています。
時計やかばんには「勤勉」という意味があり、これからも勤勉に働くようにというメッセージとなってしまうため避けるべきものとされています。
老眼鏡や補聴器などの老人を連想させるアイテムも、年寄り扱いされていると思われることがあるので、避けたほうがよいでしょう。
お茶も還暦のプレゼントでは敬遠したほうがよいでしょう。お茶は香典返し等によく贈られるため仏事のイメージが強く、長寿のお祝いとしては「死」を連想させてしまうため好ましくありません。
また、最後に一般的に「死」や「苦」を連想させる4や9の数字が入ったりしているプレゼントは避けた方がよいでしょう。
マナーを理解して喜んでもらうプレゼントを贈る
目上の方や長寿のお祝いでNGとされるお祝いのプレゼントは上記の通りです。
結構たくさんあるので、知らずに贈ってしまったという方もいらっしゃると思います。
プレゼントは結局は贈られた方が喜んでくれればよいので、NGとされるものであってもそれで贈られる人が喜ぶようであればプレゼントするというのもありです。
その際は、「時計は目上の方へのプレゼントには適しませんが、時計好きの○○さんにどうしても贈りたい素敵なものでしたのであえてお贈りします。」のように前置きをした上で思いを伝えればきっと喜んでくれるでしょう。
とはいえ、マナーとしてあるものですので、気分を害される危険性もありますので、あえて贈る必要はそれなりの覚悟をした方がよいですし、不安であれば避けて別のプレゼントにするというのが賢明です。
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