還暦祝いは満60歳を迎えたことをお祝いする最初の長寿のお祝いです。
盛大にお祝いすることも多いですが、その後ふと気になるのが、次はいつお祝いするのだろうということです。
還暦祝いをした直後では少し気が早いですが、日本にはたくさんの長寿祝いがあり、還暦祝い以降もお祝いがありますので、落ち着いたタイミングで確認しておきましょう。
還暦以降の長寿のお祝いの種類
日本にはたくさんの長寿のお祝いがありますが、還暦以降の長寿のお祝いには以下のようなものがあります。
■還暦祝い以外の長寿のお祝いの種類
- 緑寿(ろくじゅ) :66歳のお祝い
- 古希(こき) :70歳のお祝い
- 喜寿(きじゅ) :77歳のお祝い
- 傘寿(さんじゅ) :80歳のお祝い
- 半寿・盤寿(はんじゅ・ばんじゅ):81歳のお祝い
- 米寿(べいじゅ) :88歳のお祝い
- 卒寿(そつじゅ) :90歳のお祝い
- 珍寿(ちんじゅ) :95歳のお祝い
- 白寿(ひゃくじゅ) :99歳のお祝い
- 百寿(ひゃくじゅ) :100歳のお祝い
- 茶寿(ちゃじゅ) :108歳のお祝い
- 珍寿(ちんじゅ) :110歳のお祝い
- 皇寿(こうじゅ) :111歳のお祝い
- 頑寿(かんじゅ) :119歳のお祝い
- 大還暦(だいかんれき) :120歳のお祝い
還暦のお祝いの次のお祝いは「緑寿」
上述の通り、還暦の次のお祝いは「緑寿」です。
緑寿をお祝いするのは数え歳66歳で、満65歳となる年齢を迎えると緑寿としてお祝いをすることになります。
数え歳66歳は、様々な統計上「高齢者」とみなされる年で、現役世代から高齢世代となり、新たな人生の門出を祝うという還暦以上に高齢者となることを強く意識しているお祝いです。
その名の通り緑がイメージカラーとしてあり、緑色の小物やアクセサリー等がプレゼントとして贈られています。
緑寿のお祝いの歴史
緑寿のお祝いの歴史は日本の長寿のお祝いの中では最も歴史が浅く、2002年からお祝いがされるようになりました。
2002年というとかなり最近だと感じる方もいると思います。緑寿のお祝いは全国百貨店協会が働きかけて生まれたお祝いなのです。
60歳の還暦と万71歳となる古希のお祝いの間の満65歳を祝うということで緑寿と名付けられました。
百貨店協会の狙いが透けて見えますが、これは商売の機会を作ってお祝いの品を売りたい百貨店協会が作り出したお祝いなのです。
商売の話が出てきてしまうととたんに嫌気がさしますが、バレンタインデーも母の日も婚約指輪を贈る習慣も、全ては商売のためにマーケティングの一環で日本に根づいた風習です。
このように日本の風習は商売主導で作られることも多くあるので気にしていたらきりがありませんので、お祝いをしたい方だけお祝いをしましょう。
長寿のお祝いを少しおっくうに感じている方にとっては、緑寿がなければ次は古希の70歳なのに余計なことをしやがってと思う方もいるかもしれません。
しかしお祝いは何度やっても良いものですので、お祝いの規模などは考えるにしても、また長寿のお祝いをすることができる喜びを感じつつ、お祝いをすると良いと思います。
- 還暦の次のお祝いは数え歳66歳の「緑寿」
- 緑寿では緑のものをプレゼントとして贈る
- 緑寿は2002年から始まった比較的新しいお祝い