還暦祝いのお礼状を書くときのメッセージ文例と注意点

還暦をお祝いしてもらった人が、お祝いをしてくれた人達に対してお礼状を書くということがあります。

還暦のお祝いはお返し不要と言われていますが、喜びが大きかった場合などはお返しをしたいという思いになるのか、実際はお返し、内祝いをしたりお礼状を書く方が多いです。

お返しをするというのが、相手に気を使わせると思われる方はお礼状をお返しとして贈るという方もおり、それぞれのやり方で還暦のお祝いに対するお礼の気持を伝えているといえます。

とはいえ、お礼状を贈るとなれば注意点もありますので、本記事ではお礼状を書くときのメッセージや注意点について紹介したいと思います。

還暦祝いのお礼状を書くときのメッセージ

お礼状の流れとしては、以下に沿うような形で書くようにしましょう。

決まりというわけではありませんが、一般的な礼状の流れで還暦祝い以外のお祝いの礼状も以下の流れが一般的です。

  1. 挨拶
  2. 起こし言葉
  3. お礼及び近況報告
  4. 結び

挨拶、起こし言葉から始まり、本文でお祝いの御礼と近況報告を述べ、結びの言葉で締めるという流れです。

以下に文例を記載しますが、お祝い同様に礼状で大事なのは気持ちです。

とにかく感謝の気持ちを伝えられるようにしましょう。

文例
拝復 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度は私の還暦祝いに際しまして、ご丁寧なお祝いの言葉と贈り物を賜りまして、誠にありがたくお礼申し上げます。

おかげ様をもちまして、無事還暦を迎えることができました。
還暦を迎えましても通勤生活が終わるわけではございませんが、今後は少し時間に余裕もできますので、これを機に趣味のゴルフやこれまでかなわなかった目標を達成すべく、一層、精進いたす所存でございます。

今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
まずは書中をもちまして御礼を申し上げます。

敬具

還暦祝いのお礼状を書くときの注意点

お礼状を書く際の注意点としては相手との関係を考えることです。

子どもや孫に祝ってもらった場合は、かしこまった礼状は必要なく、手紙を送る場合にも普段の言葉と同じような形でメッセージを伝えたほうが、心に響きます。

相手が仕事の関係の方や、ある程度年齢の上の知人である場合は、きちんとした形でお礼状を贈るのが大人の礼儀です。

お礼状は必ずしも贈らないといけないものではありませんが、お祝いをしてもらった感謝の気持ちを伝える機会です。

還暦祝いの最後にやることでもありますので、「家に着くまでが遠足」ではありませんが、きちんと御礼の気持ちを伝えて気持よく還暦の思い出としたいですね。