総務省調査局が公表している調査に高齢者の趣味や娯楽に関するものがあります。
■年齢別の趣味や娯楽をある・している人の割合
上図は年齢別に趣味や娯楽を行った人の割合が平成18年、平成23年の分記載されています。
傾向として若い人ほど趣味を行っている人の割合が高く、加齢とともに割合は減少していき、75歳を超えるとがくんと落ちます。
この傾向は運動の場合と同じですね。
高齢者の方で趣味や娯楽を行った人は1991万人おり、高齢者全体の72.1%を占めています。
5年前の平成18年の結果と比較すると、高齢者全体では3.4%増加していて、75歳以上の人に限ると5%上昇しており、高齢者の方が趣味に精を出しているのが見て取れます。
一方で現役世代の趣味を行う人の割合は横ばいかやや減少傾向ですので、世代間の差がなくなってきているといえます。
運動をする人も増えていましたが、趣味を楽しむ人も増えており、精力的な高齢者が増えているということがデータ上も証明しています。
最も多い趣味は園芸・ガーデニングで増えている趣味は映画鑑賞
■種類別の高齢者が行っている趣味
高齢者の方がどのような趣味を楽しんでいるかというのが上図です。
高齢者が行っている趣味で最も多いのは「園芸・ガーデニング」で38.7%です。園芸・ガーデニングは5年前から0.8%増加もしており、高齢者の趣味の定番といえます。
一方、ここ5年間で増加しているのは映画鑑賞を趣味として楽しむ方です。5年前は12.1%だったのが13.7%となり、5年間で1.6%増加と上記の中では最も増加している趣味です。
理由は映画館が「夫婦50割引」など、シニア向けの割引策を打ち出していることです。それが人気になり、高齢者の方で映画鑑賞を楽しむ方が増えているようです。
高齢者の方は映画に親しんだ方も多いので、割引が呼び水になって一気に増加したのでしょうね。
還暦のプレゼントという意味では、このような傾向を踏まえ、園芸やガーデニンググッズや映画チケットなどをプレゼントしても良いですね。
映画チケットは高いものではないので、敬老の日のちょっとしたプレゼントにも良いかもしれません。
プレゼントで贈る場合は夫婦50割が使えない場合もあるので、もったいないと思うような節約家には贈るのは避けましょう。