半還暦以前にお祝いする長寿や誕生日のお祝い

還暦に関連する言葉で、「半還暦」という言葉があります。

意味としては言葉通り60歳の還暦の半分ということで、30歳の年を半還暦と呼びます。

半還暦というともはや完全に長寿のお祝いではないので、日本ではあまり一般的ではありません。

半還暦以前にも節目となる年や地域によってはお祝いをするような年もありますので、本記事では半還暦以前のお祝いの年や節目の年を紹介したいと思います。

半還暦以前にお祝いする長寿や誕生日のお祝い

半還暦以前にお祝いをする年や節目となる年には以下のようなものがあります。

■半還暦以前にお祝いをする年や節目となる年

年齢 名称 意味
2-3歳 孩堤(がいてい) 幼児を表す。
子供の笑顔を表す「孩」と抱かれるを意味する「堤」という漢字から抱かれる笑顔の子供という意味がある。
7-8歳 三尺の童子(さんせきのどうじ) 1尺は約30センチですので、3尺は1メートルにも満たない小さな子供という意味。
14-15歳 六尺(りくせき) 身長が6尺、つまり1メートル80センチ程度まで成長していることを表す言葉
15歳 志学 論語で孔子が学問を志したことから、志を立てる年であるとされている
20歳 弱冠 昔の中国で20歳を表す「弱」と、20歳をお祝いする儀式が「冠」をつけていたことから20歳が弱冠と呼ばれた
20歳 丁年(ていねん) 男性が一人前と認められる年。
30歳 而立(じりつ) 論語で孔子が学問に自信がつき自立をしたことから、自ら立つ年であるとされている

やはり中国から来た言葉や節目というものが多いですね。

特に孔子の論語に出てくる志学や而立などは有名で聞いたことがある人も多くいると思います。

すべての年でお祝いをするというわけではなく、ただある年齢の人をそう呼ぶという言葉もありますが、参考になると思います。

若いうちは長寿というわけではもちろんないので、毎年の誕生日を無事に迎えられたことを感謝してお祝いするという方が多いと思います。

節目の誕生日では、「15歳は志学の年と呼ばれていて・・・」なんて、少し説教じみた話をしてみても面白いかもしれませんね。

子供に嫌われない範囲でしてみると、子供の意識も変わって何かのきっかけになるかもしれません。