人間より長生きの長寿の昆虫はいるのか?

別の記事で人間より長生きをした動物を紹介しました。

上記の記事では「動物」を対象にしましたが、対象を昆虫に絞ったらどうでしょうか?

一般的に短命なイメージのある昆虫の中で、人間より長生きのものがあるのか、本記事では長寿の昆虫を紹介したいと思います。

長寿の昆虫と人間より長生きの昆虫はいるのか

■長寿の昆虫

  • ナスティテルメスシロアリの女王 :100歳以上
  • クマムシ            :100歳以上
  • ナタールオオキノコシロアリの女王:50歳
  • ブプレスティス・スプレンデンス :37歳
  • セミ              :17歳

ナスティテルメスシロアリとはオーストラリアに生息するシロアリで、ナスティテルメスシロアリの女王は成虫になってから100年以上生きると言われています。

人間の寿命を85歳と考えると、人間以上の長寿であるといえます。シロアリの寿命が人間以上とは驚きですね。

ナスティテルメスシロアリの女王は生きている間、産卵を続け、生涯に50億個もの卵を生むそうです。地球上にはとんでもない生き物がいるものですね。

またクマムシも100年以上生きると言われており、人間以上の寿命であるといえます。

クマムシは仮死状態であれば100年以上生きると言われています。地球上の至る所に生息するクマムシは温度の変化や環境の変化に強い最強の昆虫とも呼ばれています。

150度以上の高温でも、-27度の絶対零度でも、真空状態にも高気圧にも耐えられるというすごい生命力です。

以降の昆虫は昆虫にしては長生きですが、寿命は50年以下ですので、人間以上というわけにはいきませんでした。

一般的に昆虫は短命で、カブトムシやモンシロチョウが1ヶ月から4ヶ月程度の寿命であることを考えるととんでもない長寿であることは間違いありません。

セミなどは地中でその寿命のほとんどを過ごし、地上に出ると1週間程度で死んでしまうことを考えると、一般的にイメージする寿命という概念と昆虫の生態が合わないかもしれませんが、参考としては面白い話だと思います。

気になる方は今回紹介した昆虫について、もっと調べてみると面白いかもしれませんね。