長生きするための方法は誰でも知りたいと思いますが、長生きできる習慣を調べていると巷には様々な説があり、同じ食材や習慣でも「寿命が伸びる」という説もあれば、「寿命が縮む」という説もあったりします。
特に賛否両論多いのがコーヒーです。
どちらが正しいかという結論は出すことはできませんが、本記事ではコーヒーを飲むと長生きできるという説と、寿命が縮むという説の両方を見ていきましょう。
コーヒーをたくさん飲むと長生きできるという意見
まずはコーヒーをたくさん飲むと長生きできるという意見です。
アメリカの調査結果で毎日3杯以上飲む人は、コーヒーを飲まない人や飲む量が少ない人に比べて、10%死亡率が低いという結果が出ているそうです。
また1日1杯でもコーヒーを飲んでいる人でも、コーヒーをまったく飲まない人に比べて死亡率が低く、コーヒーを飲む量が寿命に関係しているというのです。
一方で、同じ調査ではコーヒーを飲む量とがんの因果関係についても調査していますが、因果関係はなかったそうです。
コーヒーには新陳代謝の促進や、脂肪燃焼の効果があると言われており、それが死亡率にも影響したのではないかとのことでした。
こういった食品と死亡率の関係については、食品そのものの効能ではなく、その他の趣味嗜好が死亡率に影響している可能性があるので、食品と死亡率自体の因果関係は判別しづらいです。
コーヒーをたくさん飲むと寿命が縮むという意見
一方でコーヒーをたくさん飲むと寿命が縮むという説もあります。
コーヒーに含まれるカフェインが不眠症や胃痛を引き起こし、長くコーヒーをたくさん飲む習慣がある人は結果的に寿命を縮めてしまうというものです。
おもしろいのは、アメリカで行われた調査では1日4杯以上コーヒーを飲む人は少量しか飲まない人に比べて、死亡率が高いという調査結果が出ていることです。
先に紹介した調査結果と正反対の結果が出ており、いかに食べ物と死亡率の関係を示した調査結果がいい加減かが分かります。
食事は偏らずバランスよくが基本
結局はコーヒーが体に良いのか悪いのかはわかりません。
調査結果をそれぞれ信じると、コーヒーには新陳代謝の促進や脂肪燃焼の効果があるが、カフェインの効果で不眠症や胃痛になることもあるので、飲み過ぎには注意?という感じでしょうか。
そもそも一つの食べ物、飲み物にかたよることなくバランスよく飲食するというのが長生きの基本ですので、体に良いといってもひとつのものをたくさん摂取するのではなくバランスよく食事をするようにしましょう。