高齢者の雇用形態は非正規が7割で正社員の2倍以上

高齢者の増加により、高齢者で仕事をしている人の数が増えていますが、一方で働きたいのに働けないという方も増えてきているようです。

現在就業中の高齢者の方はどのような働き方をしているのか、本記事では高齢者の仕事について雇用形態の観点から見ていきたいと思います。

高齢者の雇用形態は非正規が7割

総務省が発表している雇用形態別の就業者数の推移は以下の通りです。

■高齢者の雇用形態別の就業者数の推移

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出典:総務省統計局

高齢者全体の労働者数が増加しているため、正規、非正規ともに就業者数は増加していますが、増加スピードは非正規の従業員の方が大きくなっています。

平成24年は正規従業員81万人に対して、非正規従業員は179万人と2倍以上の数になっており、全体の就業者数353万人から役員を除いた雇用されている就業者数260万人のうち、正規従業員は31%、非正規従業員は69%という割合になっています。

高齢者になると、正社員で雇われるというよりも嘱託やアルバイト、パートなどといった非正規従業員という形で働いている方が多いという結果になりました。

私の周りでも高齢者でありながら正社員で働いているという人は、家族経営の会社であったりで、いわゆる普通の会社で定年を超えて正社員で働いている人には会ったことがありません。

ですので、会社側と特別な関係がなく、高齢者でも正社員で働いているという人の割合はもっと低くなるのかもしれませんね。

非正規従業員の中ではパート、アルバイトが最多

また、非正規従業員の中でも雇用形態を見てみると、以下のようになります。

■高齢者の従業員の雇用形態別の割合
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出典:総務省統計局

役員、正社員を除いた非正規従業員の雇用形態で最も多いのは、パート、アルバイトで43.1%です。次いで、契約社員、嘱託が15%で、派遣社員が2.0%となっています。

非正規で働いている人の中の7割以上がパートやアルバイトという形で働いていることがわかります。

企業側の都合もあると思いますが、働きたい時間分だけ働くというパートやアルバイトの自由な働き方を選択しているという方も多いかもしれません。

働くことのお金以外の意味

高齢者の方が働くことにはもちろんお金を稼ぐという意味がありますが、それ以外にも意味があると思います。

働いて誰かのために役に立つという「やりがい」は人生にはりをもたらし、仕事をやめてゆっくりするという人に比べて寿命が長くなるという調査結果もあります。

もちろん、仕事以外の趣味などでやりがいや人間関係を作ることも人生にはりをもたらしますので、どちらが良いということではなく、今の社会では働くということを生きがいにする方もいるということですね。

60歳以降の人生は人それぞれですが、大切な人の第二の人生はその人らしく過ごしてほしいと思うものですよね。

還暦のお祝いではそのような想いをメッセージなどに込めて伝えるのも良いですね。