長寿のお祝いと並び、高齢者が主役になる日といえば「敬老の日」があります。
敬老の日には、家族みんなで食事をしたり、祖父母と普段連絡を取ってない人は電話やメッセージを贈るなど、祝い方は人や家によって様々です。
敬老の日にどのようなお祝いをする方が多いのか、「支出の増加」という観点でデータから見ていきたいと思います。
お祝いが増える「敬老の日」
総務省が調査した敬老の日を含む3連休とその他の9月の土日における世帯外への支出を比較です。
■敬老の日と9月の土日の支出の比較
出典:総務省統計局
世帯外の支出は「外食」「被服および履物」「教養娯楽サービス」の3分類をされていますが、いずれも増加しています。
各支出項目の増加率は130-145%程度ですので、敬老の日には他の休日よりも支出が全体的に3割から4割増加するということが言えそうです。
どの項目も同じくらい増加していることから、外食でお祝いする家庭もあれば、プレゼントを贈ったり、旅行に行ったりする家庭もあるという感じで、これといった定番はなく皆さん思い思いのお祝いをされていることが想像できます。
還暦を迎える年の方がいる場合は、還暦のお祝いはお誕生日付近で行うことが多いですが、敬老の日に還暦のお祝いをする方もいらっしゃいます。
「敬老の日」の意味と由来
敬老の日は「長年に渡って社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ための日として、9月の第3月曜日に祝日として制定されています。
1940年代に兵庫県の農村の発展のため、お年寄りの知恵や経験を活かそうという活動の一環として制定された「としよりの日」が由来とされています。
祝日としては比較的新しいものですが、老人を敬うということは非常に重要ですので、お祝いをしない理由はありません。
お忙しい方は、連絡をとるだけでも十分うれしいプレゼントとなりますので、ないがしろにせずに気持ちを示したいですね。