還暦のお祝いを贈ったのに、還暦を迎えた方から文句を言われたという人もいます。
理由は色々ありますが、還暦祝いの金額に対する不満が一番多いようです。
言うまでもなく、一般的にはお祝いをしてもらって文句を言うのは非常識ですし、大変失礼な行為ですが、相手が家族だと、つい本音が出てしまうということもあります。
「失礼じゃないか」と怒るのは簡単ですが、その後の関係にも影響が出ますので、還暦祝いの金額が少ないと文句を言われた時の対応について考えてみたいと思います。
還暦祝いの金額が少ないと文句を言われたときの対応
■還暦祝いの金額が少ないと文句を言われたときの対応
- プレゼントを贈った意図を説明して謝る
- 本当に欲しかったものを聞く
- 予算が許すなら本当にほしい物をあげるか検討する
- 距離を置く
まずはプレゼントの意図を説明して誤ることです。
非常識な行為とはいえ還暦のお祝いに満足しなかったというのは事実です。
プレゼントを贈った意図を説明して謝りましょう。
お金の話をするのはいやという方もいると思いますが、プレゼントの金額に満足していないのであれば、なぜそのプレゼントを選んだかをきちんと説明しましょう。
程度の差はあれ、家族間のいざこざの多くは簡単な行き違いから始まります。
問題がこじれる前にきちんと話せばきっとわかってくれる方も多いでしょう。
また、こういった話は実の子からしたほうがよいでしょう。義理の両親から文句を言われた場合はパートナーと相談し、パートナーから話をしてもらうのがトラブルも少なくなります。
それでも怒りが収まらない時は何が欲しかったのかを聞きましょう。
お祝いをする側の考えを伝えたあとは、祝われる側の考えを聞いてみましょう。きっと祝われる方の思いもあったと思います。
改めて贈り直す必要はないというでしょうが、還暦を祝われる方の思いが理解できる場合や、怒りが収まらない時には、本当に欲しかったものを贈り直すことを提案してみましょう。
もちろん予算が許す限りではありますが、一生に一度のお祝いである還暦のお祝いを後味の悪いまま終わらせるのは非常にもったいないことですので、可能な限り良い思い出になるように検討しましょう。
ただ、色々還暦を迎えた方のフォローをしても、全く怒りが収まらずとりつくしまもないという場合は距離を置きましょう。
お互いに頭を冷やす意味でしばらく距離を置くでもよいですし、まったく話にならないという場合は今後家族のイベントは極力同席するのを避けるなどを検討しましょう。
心を込めてお祝いをして、気に入らなかったら謝り、プレゼントを贈り直すといってもだめであれば、家族の仲はかなり冷えきっていると思われます。
そのような状況は努力しても改善は難しいですし、自分も配偶者も消耗してストレスを溜めてしまいます。
時が解決してくれることを期待し、一度距離を置くのが人間関係的にも精神衛生上も良いでしょう。
最後は悲しい結論になってしまいましたが、これは極論です。基本的には素敵な思い出として還暦の記念日が残るように、心を尽くして対応をするようにすると良いと思います。