一般的な還暦祝いの位置づけ
■還暦祝いの位置づけ
- 一番初めにくる長寿のお祝い
- 人生の区切りや第二の人生の幕開け
一般的な還暦祝いの位置づけとしては、最初に行う長寿祝いという意味があります。
長寿のお祝いは色々ありますが、有名な長寿祝いで最も早くお祝いをするのが還暦です。そういう意味では現役世代から老人となるのが元々の還暦の位置づけといえます。
また、還暦には干支が一周して生まれた年に戻るという意味があるので、人生を一周して、第二の人生の幕開けをするという意味もあります。
そのため、これまでの人生を振り返ったり、人生の一つの区切りとしてお祝いをするという位置づけになっています。
最近の還暦祝いの位置づけ
- 最近は60歳でも現役という方が多く、長寿というよりは人生の一つの節目として楽しくお祝いをされている
一方で最近還暦を迎えている団塊の世代やそれに近い年代の人達は老人という感はなく、まだまだ現役の方も多くいらっしゃいます。
そのような方々を長寿のお祝いとして、老人扱いするのは感覚的にもあっておらず、当人も嫌がる方が多くいらっしゃいます。
仕事をしている方は務め上げた会社の定年となり、第二の職業や仕事につく方も多くいるため、「人生の第二のステージ」に入られる方も多くいらっしゃいます。
そのため最近では還暦は、人生の一つの区切りとしてのみとらえられ、長寿のお祝いというよりは「今までお疲れ様。これからもよろしく」というようなライトに楽しくお祝いをするという形が増えています。