高齢者の産業別の就業者で多い農業、林業では45.1%が高齢者

日本の全人口における高齢者の占める割合が高くなるにしたがって、高齢者の就業者も増加しています。

仕事によっては、高齢者の方なんていないよという方もいると思いますが、高齢者の方がどのような仕事についているかを見ていきたいと思います。

高齢者の産業別の就業者

総務省調査局が公表している高齢者の産業別の就業者数及び産業の全就業者に占める高齢者の割合は以下の通りです。

■高齢者の産業別の就業者
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出典:総務省統計局

働きたくても働けない高齢者が増加

高齢者の数は急激に増加していますので、社会や雇用が高齢者の増加についていけていません。

結果として、高齢者の就業比率が低下して、就業希望者の割合が増しています。

高齢者の就業希望者の多くは東京、大阪などの首都圏に住んでいる人です。

首都圏だと、農業や林業をやるというのも難しいので、余計に仕事が不足しているのでしょう。

「農業、林業」以外の産業で高齢者の仕事を増やすことが、高齢者の雇用を確保するという意味では重要な課題であると言えそうです。