厄年と還暦祝いの関係と注意点

還暦祝いは人生の節目で盛大にお祝いをしますが、実は還暦を迎える数え年の61歳は男性の厄年に当たる年でもあります。

地域によっては女性も厄年とされているようです。

厄年の時は通常厄祓いなどをしますが、還暦の場合はお祝いもするので、厄祓いをどのようにすればよいでしょうか?

本記事では厄年と還暦祝いの関係やお祝いの際の注意点を紹介したいと思います。

厄年とは

そもそも厄年とは、日本で根付いているもので、厄災が多く降りかかる年齢のことです。

平安時代ころからある風習であるとされ、科学的根拠がなく、なぜその年令が厄年とされるのかも不明ですが、古くから日本に根付いている風習であるといえます。

厄年とされる年齢は男性と女性によって異なり、厄年となる年を本厄と呼び、その前後の年をそれぞれ前厄、後厄と呼び、この3年間に災厄が訪れると言われています。

男性、女性の厄年はそれぞれ以下の通りです。

■男性と女性の厄年(数え年)

男性 女性
前厄 本厄 後厄 前厄 本厄 後厄
24歳 25歳 26歳 18歳 19歳 20歳
41歳 42歳 43歳 32歳 33歳 34歳
60歳 61歳 62歳 36歳 37歳 38歳

特に男性の42歳、女性の33歳は最も災厄が訪れるとされる大厄と呼ばれ、災厄が訪れる可能性が非常に高くなるとされています。

厄年の時にやるべきこと

厄年の年(本厄の年には)にはお寺などで厄祓いや厄除けをすることで、神仏に厄から守ってもらうという風習があります。

佐野厄除け大師などが有名な厄除けのお寺です。

上述したとおり、厄年が厄年とされる理由は曖昧な部分が多いですが、年齢的にも男性の本厄が25歳、42歳、61歳で、女性の本厄が19歳、33歳、37歳とされており、体調の変化があったり、体力が落ちるなどが多い年代でもあります。

そのため、厄除けだけでなく、健康面においても一層の注意を払い、健康診断などをしておき未然に病気をみつけられるように心がけることが重要です。

私の周りでも厄年の近辺で大きな病気にかかったという人は何人かいますので、皆さんの周りにもそのような方がいるかと思います。

還暦祝いと厄年の関係

還暦に当たる数え年61歳は男性の厄年に当たることになりますが、通常は還暦のお祝いをします。

そして還暦のお祝いが厄除けの意味も持っているのです。

還暦のお祝いで有名なのは赤いちゃんちゃんこですが、「赤」という色は元々魔除けの意味がある色です。

還暦が厄年に当たるということもあり、還暦のお祝い時には赤いちゃんちゃんこを贈って魔除けも同時にしていたのですね。

最近では還暦祝いで赤いちゃんちゃんこを贈っている人は少なくなりましたが、このように厄除けの意味もあります。

気になる方は還暦のお祝いにはちゃんちゃんこに限らず魔除けの「赤」が入ったギフトをお贈りすると厄除けもできて良いですね。